【発表テーマ】日帰り手術クリニックにおける困難症例に対する単孔式腹腔鏡下ヘルニア修復術(SILS-TEP)の検討(2017.12.7-9)
無床クリニックにおける、鼠径ヘルニアの日帰り手術に腹腔鏡下手術を導入して約2年半、846例の短期成績です。
クリニックのメリットを十分生かし、低侵襲性と安全性がより一層担保される工夫を日々続けることで、患者や社会のニーズを満たす医療を無床クリニックでも提供できると考えます。
SILS-TEP法は、操作の困難性やラーニングカーブの長さから、未だ普及していない術式ですが、チームとして習熟することで、無床日帰り手術クリニックでも十分ベネフィットを提供できる術式であると考えます。
※演題発表に関連し、開示すべきCOI関係にある企業などはありません
当院では、
低侵襲性から早期の社会復帰が可能
腹壁内のみの操作で脆弱部を含む腹壁を広く補強できる術式
そしてより低侵襲化を目指し、
SILS-TEP法を第一選択術式として採用しています。
手術そのものの検討として開院から2年7ヶ月の間に行った、846例について手術時間、術後合併症、術後疼痛を検討しました。