第30回日本内視鏡外科学会総会発表内容

【発表テーマ】日帰り手術クリニックにおける困難症例に対する単孔式腹腔鏡下ヘルニア修復術(SILS-TEP)の検討(2017.12.7-9)

無床クリニックにおける、鼠径ヘルニアの日帰り手術に腹腔鏡下手術を導入して約2年半、846例の短期成績です。
クリニックのメリットを十分生かし、低侵襲性と安全性がより一層担保される工夫を日々続けることで、患者や社会のニーズを満たす医療を無床クリニックでも提供できると考えます。
SILS-TEP法は、操作の困難性やラーニングカーブの長さから、未だ普及していない術式ですが、チームとして習熟することで、無床日帰り手術クリニックでも十分ベネフィットを提供できる術式であると考えます。
※演題発表に関連し、開示すべきCOI関係にある企業などはありません

単孔式TEP法(SILS-TEP法)

当院では、
低侵襲性から早期の社会復帰が可能
腹壁内のみの操作で脆弱部を含む腹壁を広く補強できる術式
そしてより低侵襲化を目指し、
SILS-TEP法を第一選択術式として採用しています。

World Guidelines for Groin Hernia Management
内視鏡外科手術に関するアンケート調査
高い発生率の原因は?
困難症例とは?
当院の手術対応
当院の手術対応
鼠径ヘルニア手術件数846例

手術そのものの検討として開院から2年7ヶ月の間に行った、846例について手術時間、術後合併症、術後疼痛を検討しました。

症例の内訳
術式の内訳
SILS-TEP法では手術時間が延長
合併症は困難例に多い傾向
困難症例への工夫
非還納症例 35歳男性
非還納症例 35歳男性
非還納症例 35歳男性
非還納症例 35歳男性
困難症例への工夫
結語

学会発表実績

  • ▶ 2019.5.24-25 第17回日本ヘルニア学会学術集会
  • ▶ 2018.6.28-30 第12回日本腹腔鏡ヘルニア手術手技研究集会
  • ▶ 2018.6.29-30 第16回日本ヘルニア学会
  • ▶ 2018.12.6-8 第31回日本内視鏡外科学会
  • ▶ 2017.6.2-3 第15回日本ヘルニア学会
  • ▶ 2017.12.7-9 第30回日本内視鏡外科学会
  • ▶ 2016.10.27-29 第14回日本ヘルニア学会
  • ▶ 2016.11.12 第29回岡山市医師会医学会
  • ▶ 2016.11.24-26 第78回臨床外科
  • ▶ 2016.12.3 第11回関西ヘルニア研究会
  • ▶ 2016.12.8-10 第29回日本内視鏡外科学会
  • ▶ 2015.9.19 第7回日本腹腔鏡下ヘルニア手術手技研究集会
  • ▶ 2015.11.14 第28回岡山市医師会医学会
  • ▶ 2015.12.10-12 第28回日本内視鏡外科学会
  • ▶ 2015.11.26-28 第77回臨床外科学会